投資 investment 2004 10 27
投資には、株式投資と債券投資があります。
株式投資も債券投資も、投資ですから、うまくすれば儲かります。
株式投資は、株高になれば儲かりますし、
債券投資は、債券高になれば儲かります。
しかし、株高になれば景気がよくなりますが、
債券高になっても景気はよくなりません。
つまり、債券高になっているということは、景気が悪くなっていることなのです。
だから、株式投資をする人は、「景気がよくなれ」と祈り、
債券投資をする人は、「景気が悪くなれ」と祈るのです。
(景気が悪くなると、債券が買われ、債券高になります)
このように、株式市場と債券市場は、綱引きの関係にあります。
ですから、どちらの市場に参加しているかによって、
「人生いろいろ」というか、「人それぞれ」の反応になります。
債券バブル bond bubble 2004 9 11
先日、債券相場は、バブルの状態にあると書きました。
「株や不動産は、1989年にバブルの頂点に達しました。
同じく、国債相場は、2003年がバブルの頂点となった可能性が高いのです。」
これに対し、違和感を持つ人が多いので、
具体的に、数字で説明しましょう。
長期国債先物価格のグラフを見てみると、
1991年の90円割れを安値にして、ここ10年以上も上昇を続けているのです。
具体的には、以下の通りです。
1991年 90円割れ
1993年 100円強
1995年 115円前後
1997年 120円弱
1999年 128円前後
2001年 130円前後
2003年 140円強
このように、数字で見ると、
1991年から、ひたすら右肩上がりに上昇を続けているのです。
これは、日経平均株価が1982年の安値を基点に1989年まで上昇したグラフと似ています。
だから、債券バブルの状態にあると言えるのです。
(注)
上記の数字は、グラフから拾いましたので、正確な数字ではありません。
およその目安としての数字です。